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熱中症リスク、センサーで把握

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作業現場の湿度、温度などを計測する環境センサー。暑さ指数が一定の値を超えるとランプで熱中症の危険性を知らせる=大和ハウス工業提供
作業現場の湿度、温度などを計測する環境センサー。暑さ指数が一定の値を超えるとランプで熱中症の危険性を知らせる=大和ハウス工業提供

 <くらしナビ 環境>

 猛暑で熱中症による救急搬送は7月29日~8月4日、全国で1万8347人に上った。このうち工事現場や田畑など仕事場での発症は2498人。地球温暖化で今後も気温上昇が予測され、職場の熱中症予防は喫緊の課題だ。

 大和ハウス工業(大阪市)は2017年度、熱中症のなりやすさを示す「暑さ指数」を計測し、登録した値を超えるとランプで注意喚起する環境センサーを現場に本格導入した。温度・湿度計、風速計、人感センサーを備え、センサーメーカーと共同開発した。作業環境は現場によって異なり、発症リスクをいち早く把握することで重症化予防につなげている。

 環境センサーは現在、全国約1300の現場に置かれ、暑さ指数が登録値を超えるとランプが点灯するほか、現場責任者にメールで知らせ、作業員に水分補給などを促す。暑さに体が慣れていない梅雨明けや夏休み直後は登録値をやや低めにする。

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