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私の社会保障論 受験勉強の弊害 難問回避「課題先進国」に=東レ経営研究所・渥美由喜

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 25年前、「長時間労働が美徳」という世の大勢に背を向け、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の研究に着手した。整備された広い道ではなく、「けもの道」を手探りで歩んだ研究者人生に、ちょっとした自負心がある。

 ここ数年、ジュクメン(中学受験する我が子をサポートする父親)をやってきた。間近に迫る大学入試改革を控え、今後の方向性を一つ提案したい。

 受験勉強の最大の弊害は、「費用対効果が悪い難問を捨てて、易しい問題で確実に点を取るスキルが習慣化してしまうこと」。東大など難関大の合格に必要な得点率はせいぜい6割。合格を勝ち取るには、上記スキルは「部分最適」と言えるが、「全体最適」を大きく損なっているのではないか。

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