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エンタメノート

京アニ足跡、あえて「淡々と」伝えるMBS特番 仕事の舞台を取材 全国で配信

放火殺人事件の現場となった「京都アニメーション」第1スタジオには今も多くの人が訪れている=京都市伏見区で2019年8月17日午後5時34分、小松雄介撮影

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 京都アニメーション放火事件をテーマにMBSテレビ(大阪)が今月18日深夜に放送した報道特別番組「祈りの夏・聖地の声~京アニに伝えたい感謝の言葉~」の、TVer(ティーバー)での無料配信が始まった(https://tver.jp/episode/61687040)。スマートフォンやパソコンなどで9月18日まで、全国で見ることができる。

 放火事件から1カ月が過ぎた。なぜ事件が起きたかなど経緯が不明な点が多々ある一方、報道のあり方についても厳しい目が注がれている。MBSの特番は、この事件をどう伝えたらいいのか、取材を重ねながら、その答えにたどりつこうとしているかのようにもみえる。

 番組は、京アニファンだけでなく、それまで知らなかった人にも、京アニがこれまでどう歩んできたのか、そしてなぜこれほどまでファンの心をつかむ作品を生み出してきたのか、という構成で展開している。

 京アニの作品の特徴でもあるリアルな描写、丁寧な仕事がどうして生まれたのか。そこには、舞台となった地を訪れ、綿密な取材を経て作品としてきた京アニならではの仕事のやり方、そして人の育て方があったことがわかる。また、亡くなった方の家族への取材からは、事件が起きるまで家族も知らなかった仕事への情熱も明かされる。

 「響け!ユーフォニアム」の京都府宇治市や「けいおん!」の滋賀県豊郷町など、作品の舞台となった地をファンが訪れる「聖地巡礼」は事件後も続いている。番組では、巡礼に足を運ぶファン、地元の人々の思いも伝えている。

 今回の特番は、事件の経緯、背景を深掘りするのではなく、京アニのこれまで、京アニで仕事をしてきて事件に巻き込まれた人々、そして京アニに心を動かされた多くの人々の思いと感謝を淡々と描くことで、平穏な日々が一瞬で壊されてしまった事件を、京アニへのリスペクトとともに伝えている。ナレーションはMBSの西靖さんと玉巻映美さん。

 また、MBSは今月、平日夕方の情報番組「ミント!」でも5回にわたり「京アニへ 祈りの夏・聖地の声」として特集を放送した。こちらもホームページから見ることができる。

#1「響け!ユーフォニアム」編

https://www.mbs.jp/mint/news/2019/08/12/071439.shtml

#2「Free!」編

https://www.mbs.jp/mint/news/2019/08/13/071463.shtml

#3「氷菓」編

https://www.mbs.jp/mint/news/2019/08/14/071492.shtml

#4「けいおん!」「涼宮ハルヒの憂鬱」編

https://www.mbs.jp/mint/news/2019/08/15/071505.shtml

#5「聲の形」編

https://www.mbs.jp/mint/news/2019/08/16/071540.shtml

【油井雅和】

油井雅和

東京生まれ。東京、大阪で、大衆芸能、笑芸、放送などを取材し、芸術選奨選考審査員、文化庁芸術祭審査委員などを務めた。沖縄好きで学生時代から通い、泡盛は糖質ゼロなので大好き。

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