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はやぶさ2のカプセル帰還、初代と同じ豪州「ウーメラ」に JAXA公表

世界で初めて小惑星の物質を地球へ持ち帰ることに成功した小惑星探査機はやぶさのカプセル=2010年6月15日(JAXA提供)

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、小惑星探査機「はやぶさ2」が2020年末にオーストラリア南部のウーメラへカプセルを帰還させる予定であることを公表した。ウーメラは、10年に先代の小惑星探査機「はやぶさ」が帰還した場所。はやぶさ2の軌道から、南半球で、人口密度が低く安全が十分に確保できる場所として選定された。

初代はやぶさのカプセルが帰還した「ウーメラ」

 ウーメラは大半が砂漠地帯で、オーストラリア軍の広大な試験場(12・7万平方キロ、本州の半分程度の面積)がある。試験場では、軍用機器やロケット発射などの実験を実施している。JAXAによると、昨年11月に豪政府とカプセル回収に関する同意書を締結し、同年12月にJAXAが現地調査を実施。今年度中にカプセルの着陸許可を申請する予定という。

オーストラリア南部でとらえられた小惑星探査機「はやぶさ」の軌跡。写真左下から右上に向かって、はやぶさ本体が分解しながら火の玉となって輝き、やがて消えた=2010年6月13日午後11時22分(日本時間同10時52分)ごろ(和歌山大宇宙教育研究所提供)

 はやぶさは10年6月13日、小惑星イトカワの微粒子が入ったカプセルをウーメラ砂漠へ帰還させた。計画では、はやぶさはカプセル分離後に別の天体を目指すはずだったが、小惑星着陸後のトラブルで姿勢を変える化学エンジンの燃料が空になっていたため、探査機本体もカプセルとともに地球の大気圏に突入し、燃え尽きた。燃えながら地球へ帰ってきたはやぶさは、満月よりも明るく輝き、世界中のメディアで伝えられた。

 はやぶさ2の計画でも、地球へカプセルを帰還させた後は別の天体を目指すことになっている。はやぶさ2は現在まで順調に運用されており、ウーメラにはカプセルだけが帰ってくる予定だ。

 はやぶさ2は、地球から約40万キロ離れたところで直径約40センチのカプセルを分離する。大気圏に突入すると、カプセルは1万度を超える高温にさらされるものの、内部を熱から守るために開発した素材で表面を覆い、小惑星リュウグウで採取した物質が高温で変質しないように地表へ届ける。【永山悦子】

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