通常の地震よりゆっくりと断層がずれる「スロー地震」の多発域が東日本の太平洋沖にあり、2011年の東日本大震災ではこれらの多発域で断層破壊の拡大が止まっていたことが分かったと、京都大防災研究所などの研究チームが発表した。南海トラフ巨大地震の想定震源域にもスロー地震多発域があり、地震の規模の評価に影響する可能性がある。論文が23日、米科学誌サイエンス電子版に掲載される。【渡辺諒】
東日本の太平洋沖の日本海溝では、海側のプレート(岩板)が陸側のプレートの下に沈み込み、ひずみがたまっている。大震災は、プレート同士が固着した部分(固着域)がひずみのエネルギーでずれる断層破壊が原因で発生した。
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