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東京へ ともに歩む

毎日新聞
アスリート交差点2020

人一倍 目標のため頑張れる=サッカー・大迫敬介

 6月にブラジルで開催された南米選手権で初めてA代表の試合に出場しました。しかし、「A代表デビューをしたんだ」という感慨は正直なかったです。南米独特の雰囲気の中で良い緊張感を楽しみながらプレーできているところもありました。1試合しか出ることはできませんでしたが、日本ではなかなか味わえない体験を90分間できたことは自分の財産となり、経験値も高めてくれました。

     6月上旬から代表で過ごした1カ月間は、今までにない楽しい時間でした。(川島)永嗣さんら世界で戦っている選手と練習から一緒にプレーできる機会はそんなに多くないので、刺激だらけの毎日でした。最初は自分にできるのかと不安もありましたが、他の選手に劣っていないと感じたところもありました。シュートストップや味方を動かしながら守る、といったところは手応えが大きく、成長できている感覚もありました。

     ですが、帰国後はチーム(広島)で試合になかなか出ることができませんでした。もちろん帰ってきた時にポジションがあるとは思っていませんでしたが、成長して帰ってきたはずなのに、という歯がゆさを感じました。悔しい思いもしましたが、やり続けるしかありませんでした。

     昨年、一昨年は練習試合でも15分出られれば良い方でした。それに比べれば、今は自分が向かうべきところが明確です。その意味で2年前とは違う感覚でやれています。

     試合に出ている選手よりも練習しなければ、その選手を超えることはできません。コーチらに手伝ってもらい全体練習の後に練習をプラスし、プロになる前から続けているサッカーノートに課題やできたことを書き出しています。文字に書き出すことで、似たような状況に直面すると瞬時に思い出すこともあります。

     ノートには目標を書き出し、それがモチベーションにもなっています。今の目標は、チームで試合に出続けて一つでも良い成績を収めること。6月の国際親善試合で試合に出られなかった悔しさもあるので、またA代表に入って試合に出たい。きっと周りの選手も同じような目標を持っているはずです。そこから頭一つ抜け出すには、他の選手よりも何かをプラスしてやらないといけない。相当な覚悟が必要でキツイこともありますが、目標をかなえるためならば頑張れます。(あすはソフトボール・山田恵里です)(タイトルは自筆)


     Q 夏の思い出は何ですか?

     A 今年7月に一緒に寮に住む広島の選手と行った海釣りです。早朝4時半に起きて広島の呉港から約1時間、船に乗って漁場まで行きました。鹿児島出身なので幼い時に岸から釣りをしたことはありましたが、船釣りは初めて。釣った魚をその場でさばいてもらい、刺し身でいただきました。今年は代表活動もあって目いっぱい休める日が少なかったですが、とても楽しい一日でした。


     ■人物略歴

    おおさこ・けいすけ

     鹿児島県出水市出身。サンフレッチェ広島GK。2017年、高校3年でプロ契約を締結し、19年2月にデビュー。日本代表は年代別の常連で、今年6月にA代表入りした。20歳。