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大阪・旧真田山陸軍墓地 5000の声、失う前に

 ビルが建ち並ぶ大阪市天王寺区の市街地の一角に、古びた墓石が整然と並ぶ。旧日本陸軍の兵士らの埋葬地として1871年に設置された旧真田山(さなだやま)陸軍墓地。開設から約150年がたち、墓石の傷みなどが課題になっている。戦争犠牲者の記憶を、どう後世に伝えるのか。墓地を支える人たちの活動を追った。

 約1万5000平方メートルの敷地内には西南戦争や日清・日露戦争、満州事変で戦死した人らの墓石約5000基がある。納骨堂にも太平洋戦争の戦死者ら約8200柱が安置されている。砂岩製の墓石は表面が剥がれ、倒れて割れたものも目立つ。墓地での慰霊祭を執り行う公益財団法人「真田山陸軍墓地維持会」(事務局・大阪市中央区)は墓石の劣化を食い止めようと、大学などと協力し、樹脂を注入するなどの方法で補修を進めている。

 墓地の存在を広く知ってもらおうと、NPO法人「旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会」は一般の見学者向けに墓地の案内を続ける。子供のころから墓地の近くに住む同会の吉岡武さん(81)が空襲体験を交え、自らが見てきた墓地の歴史を語る。吉岡さんは「次世代に戦争を二度としてほしくないからこそ、案内を続けています」と話す。

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