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400年ごろ南海トラフ地震か 静岡大と高校生、痕跡を発見 対策検討に重要な資料

研究成果を報告する磐田南高の高校生ら=静岡市葵区の県庁で2019年8月16日午後2時9分、池田由莉矢撮影

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 400年ごろに和歌山県南方沖から静岡県南方沖を震源域とする大地震が発生した可能性を示す痕跡を、静岡県立磐田南高校の生徒が参加した静岡大学の研究グループが発見した。同グループの北村晃寿・同大教授(地球科学)は「南海トラフ地震が従来の想定よりも長い周期で発生している可能性がある。大地震と津波の対策を検討するうえで重要な資料になる」としている。

 研究グループによると、静岡市清水区の海長寺で採取した土壌から出た葉の化石や堆積(たいせき)物などを分析したところ、400年ごろに周辺地域が隆起したことを示していた。和歌山県南方の南海トラフ東部でも400年代に大地震があったことを示す先行研究があることから、南海トラフ東部から駿河トラフを震源域とした大地震が発生した可能性が高いと判断したという。

 南海トラフ地震は約90~270年周期で発生するとみられてきたが、今回の痕跡が示す400年ごろと、これまでに確認されている正平地震(1361年)の間には、1000年近い開きがある。北村教授は、この間に別の地震がなかったかを調べる必要があるとしつつ、「周期が従来の想定よりも長い可能性がある。どの地震に優先的に対策をとるかを考える材料になる」と話した。

 研究には、磐田南高校の地学部の生徒3人が参加。鈴木大介さん(3年)は、採取した土壌のX線写真を撮るなどした。「将来の夢は研究者。論理的に仮説を立て、緻密な分析をする今回の研究は、勉強になった」と話した。【池田由莉矢】

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