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余録

1艇の太陽光パネル付きのヨットが…

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 1艇の太陽光パネル付きのヨットが欧州から米国を目指して大西洋を横断している。地球温暖化防止に取り組むスウェーデンの環境保護活動家、グレタ・トゥーンベリさん(16)の乗る「マリツィア2号」だ▲9月に国連本部で開かれる気候サミットには出たいけれど、温室効果ガスを排出する飛行機には乗りたくない--。選んだのは「排出ゼロ」のヨット。今月中旬に英国を出航後、「船酔いはない」「とても快調」とツイートしている▲欧米を分かつ大西洋の海原は静かなようで何よりだが、主要国間の波は高い。フランス南西部ビアリッツで開幕したG7サミットでは温暖化対策から自由貿易、イラン問題まで意見の割れるメニューが並ぶ▲ちょうど75年前のきょう、ドイツ占領下にあったパリを連合国軍が解放した。戦勝に沸くパリでは米兵の落下傘の絹布で花嫁衣装が作られた。ナチスという「共通の敵」が米欧をむすびつけていた▲蜜月は永遠には続かない。2003年にはイラク戦争の是非をめぐって米国とフランスが対立し、仏ワインを捨てる米レストラン従業員の映像が世界に流れた。トランプ米大統領は、米大手IT企業への仏政府のデジタル課税に反発し、仏ワインへの報復関税をちらつかせている▲「自由と民主主義」に基づく国際秩序がトランプ時代に揺らいでいる。首脳らは新しい価値観と結束軸を見つけることができるだろうか。「家(地球)が火事なのだから行動して」。トゥーンベリさんの警告が耳に痛い。

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