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ストーリー

東京パラ出場目指す39歳(その2止) ゼロからの挑戦

世界パラトライアスロン横浜大会に出場し、バイクで力走する中沢隆(左)=横浜市中区で2019年5月18日、佐々木順一撮影

 

 ◆盲導犬とトライアスロンに

競技と出合い前へ

 8月17日、早朝からアスファルトが強い日差しを照り返す東京・お台場海浜公園では、来年の東京パラリンピックテスト大会を兼ねたパラトライアスロンのワールドカップ(W杯)が行われていた。本番を1年後に控え、車いす女子で土田和歌子(44)=八千代工業=が優勝し、義足の選手などが参加する運動機能障害女子でも谷真海(37)=サントリー=が2位。会場は日本勢の活躍に沸いた。ところが、もう一つの視覚障害クラスのスタートリストには、盲導犬デネブとともに東京パラリンピックを目指す中沢隆(りゅう)(39)の名前がなかった。

 中沢の世界ランキングは現在、20位前後を行き来している。今回はW杯の出場枠が回ってこなかった。6月下旬から1年間の大会結果に基づき算定されるポイント数で決まる東京パラリンピックの出場権についても、道のりは険しく、さらなるレベルアップが求められている。原田雄太郎コーチ(38)は「中沢選手もタイムを伸ばしているが、東京大会に向けて、それ以上に世界の競技レベルが急激に上がっている」と分析する。

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