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今週の本棚

橋爪大三郎・評 『黄金夜界』=橋本治・著

 (中央公論新社・1836円)

 本年一月に急逝した作家・橋本治氏の遺作と言える小説。尾崎紅葉『金色夜叉』にプロットを借りる。一昨年から昨年にかけて読売新聞に連載された。

 主人公・間貫一は生後すぐ母を、小学六年で父を亡くし、父の親友・鴫沢に引き取られた。その家には二歳年下のヒロイン美也がいて、兄妹同様に育てられる。だがやがて、男女の仲となり、親に知られてしまう。貫一、結婚は認めるが、お前が東大を出てからだ。家業のレストラン遠望亭を継ぐのだぞ。

 お嬢さま育ちの美也は在学中にモデルとなり、IT長者の富山唯継に見初められる。モデルに限界を感じていた美也は「大人になりたい」と求婚を承諾。衝撃を受けた貫一は、卒業直前にすべてを捨てて家を出る。

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