メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

松原隆一郎・評 『日本発酵紀行』=小倉ヒラク・著

 (D&DEPARTMENT PROJECT・1944円)

 地方は独自の歴史と、それゆえの多様性を持つと言われる。けれども現在、多くの地方都市には似たような駅舎と車道沿いの商業施設があり、その貌(かお)は均質化しつつある。市場が運び込む東京の流行にさらされると、地方の個性など風前の灯火(ともしび)であるかのようだ。それでもなお地域を「ここでなければ」と思わせる要因などあるものだろうか。

 気候や場所の特性ごとに異なる自然現象として、「微生物の生態系」がある。特有の微生物が生み出す産物は、その場所でしか得られない。移動すれば、生態系が変わってしまう可能性がある。そのように地域に土着した「発酵食品」を四十七都道府県それぞれに求め、訪ね歩いた旅の記録が本書である。

この記事は有料記事です。

残り1195文字(全文1527文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 出た!大阪・梅田で人骨1500体超 別の場にもウメタ?埋葬想定より遅い江戸~明治

  2. 見えたー! ペルセウス座流星群がピーク迎える 天の川と「競演」

  3. 大阪うめきた 梅田墓に「大坂七墓」物証の人骨200体

  4. 特集ワイド 星野佳路さんのコロナ時代の旅 「安・近・短」で地元活性 海外旅行需要、国内に転換

  5. 市民バス、ミスで1カ月「白バス行為」 秋田・大仙市、有償運送者更新忘れ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです