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藤原帰一の映画愛

聖なる泉の少女 近代社会の接近により乱される清水の癒やし

 ジョージア。アメリカの州ではなく、以前はグルジアと呼ばれ、ソビエト連邦の共和国の一つだった国ですね。ソ連解体の後は南オセチアとアブハジアの分離独立をめぐってロシアとの対立が続き、2008年にはロシアとの戦争にまで発展しました。

 そのジョージア、実は優れた映画を数多く生み出したことでも知られています。私が最初に観(み)たのは、まだソ連時代の作品、「ピロスマニ」。ちょっととぼけた味わいのある同名の画家の作品にそっくりな映像を忘れることができません。その後の「とうもろこしの島」などの作品にも、自然のなかに人間の営みを捉えたイメージが貫かれています。この「聖なる泉の少女」も、自然と人間、そして静かな祈りの作品です。

 始まりもごく静かです。バックグラウンドに音楽はなく、聞こえるのは自然音だけ。カメラは清流と、泉のな…

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