メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

藤原帰一の映画愛

聖なる泉の少女 近代社会の接近により乱される清水の癒やし

 ジョージア。アメリカの州ではなく、以前はグルジアと呼ばれ、ソビエト連邦の共和国の一つだった国ですね。ソ連解体の後は南オセチアとアブハジアの分離独立をめぐってロシアとの対立が続き、2008年にはロシアとの戦争にまで発展しました。

 そのジョージア、実は優れた映画を数多く生み出したことでも知られています。私が最初に観(み)たのは、まだソ連時代の作品、「ピロスマニ」。ちょっととぼけた味わいのある同名の画家の作品にそっくりな映像を忘れることができません。その後の「とうもろこしの島」などの作品にも、自然のなかに人間の営みを捉えたイメージが貫かれています。この「聖なる泉の少女」も、自然と人間、そして静かな祈りの作品です。

 始まりもごく静かです。バックグラウンドに音楽はなく、聞こえるのは自然音だけ。カメラは清流と、泉のな…

この記事は有料記事です。

残り1292文字(全文1650文字)

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら
おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. タイキシャトルのたてがみ切られる「見学のお客さん信頼していたのに残念」

  2. ORICON NEWS 木村拓哉、埼玉のソウルフードを堪能「幅あるよ」

  3. 金哲彦のレース展望・解説 “MVP”前田穂南は五輪メダル級の力 男子「4強」は冷静さ欠く

  4. 男子27位、ぼうぜん井上大仁 アジア大会「金」、暑さに強いはずがまさかの最下位 MGC

  5. 北村地方創生相 ダム建設「誰かが犠牲に、という積極的なボランティア精神で」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです