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「食べられない」にどう向き合うか 「子どもたちの育ちを信じて」 発達障害と偏食

偏食の体験をもとに絵本「あっくんはたべられない 食の困難と感覚過敏」を出版した菊間章紘さん=東京都東村山市で、塩田彩撮影

 「果物の粒が口の中ではじける刺激が耐え難い」「予想と違う味だと食べられない」……。好き嫌いやわがままで片付けられがちな子どもの強い偏食について、近年、発達障害に起因する感覚過敏・鈍麻やこだわりの強さなどが関連していることがわかってきた。「食の困難さ」を抱える子どもたちにどう向き合えばいいのだろうか。【塩田彩/統合デジタル取材センター】

 「主食 汁のみ」「食欲ありませんでした」。東京都東村山市の東京造形大1年、菊間章紘さん(19)の2歳の頃の保育園の連絡ノートには、保育士のこんな言葉が並ぶ。給食にまったく手をつけなかったことを示す「0%」が続く時期もある。

 菊間さんは幼い頃から、汁気のある果物や野菜、魚などが食べられなかった。カレーライスは肉とカレーとご飯だけ食べ、ジャガイモやニンジン、タマネギはすべて皿に残した。小学校の給食時間は居残りをさせられたこともある。高校時代には半年ほど、白飯とハンバーグだけを詰めたお弁当を持って通学した。

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塩田彩

大阪府出身。2009年入社。前橋支局、生活報道部を経て19年5月より統合デジタル取材センター。障害福祉分野を継続的に取材しています。好物は児童文学。

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