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動き出す仏たち

活用の時代に アンドロイド観音 進化し得る教えの「媒体」

中性的な顔、機械むき出しの体で合掌するアンドロイド観音「マインダー」。高台寺の後藤典生・前執事長(右)や大阪大の小川浩平講師らの熱意で誕生した=京都市東山区で花澤茂人撮影

 「仏像」と呼んでいいのか、ためらわれた。つるんとした中性的な顔、機械がむき出しの体。腕をくねくね動かしコンピューターで合成された声で語りかける。「わたしは『観音』の名前で知られる観自在菩薩(ぼさつ)……」

 多くの観光客が訪れる京都・高台寺(東山区)で2月にお披露目された「アンドロイド観音 マインダー」。大阪大などの協力で誕生した文字通り「動く」仏像だ。専用ホールでプロジェクションマッピングの映像を背景に「般若心経」の教えを説く。「この世のすべては常に変化し続けている。あなたたちは、永遠に変わらない『自分』が存在すると思い込んではいないか」。映し出される聴衆との対話形式でおよそ25分語り、終わるとまた動かなくなった。

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