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今年は梅雨が長かったので、夏が始まったばかりだと思っていたらもう秋が目の前。急いで仕事をしてしまわなければ。
暑いのが好きで、窓の外で太陽がかっと燃えていると、やる気が出る。例年は秋に本やCDが出るので、レコード会社のミキシングルームにゲラを持ち込み、編集の合間に赤入れをする。
今年収録したCDのテーマは、来年1月に誕生100周年を迎えるフランス6人組。発売も来年になるので、この夏は本の校正だけで良いから楽だ。
本のタイトルは「音楽で、生きていく」。テーマはキャリア・デザインで、若手音楽家10人にインタビューさせていただいた。取材のきっかけは、あるクラシック担当の新聞記者に聞いた話だった。今、若い演奏家がすごく疲れている、とその記者は言う。ひとたび世に出てしまうと、自分の一存ではなく、音楽事務所やレコード会社の方針に従わなければならない。クラシック界も先行き不透明で、今のうちに稼いでおかなければと荒(す…
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