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観光客でにぎわう港の見える丘公園(横浜市中区)の一角に、幼子2人を抱き寄せた母親の像がある。1977年9月、同市郊外の住宅地に米軍機が墜落した事故で犠牲になった母子3人の遺族が寄贈し、85年に設置された。
遺族は国との賠償交渉で、母子像を「公の場所」に建てることを要望した。多くの人の目に触れることで、悲劇が語り継がれるのを願ったからだ。
交渉の末、市が用地を提供した。ただ、都市公園法が特定人物の彫像設置を禁じているとして、由来を記した碑文の設置は認めなかった。本当は米軍に配慮したからではないか--。遺族らは納得できないまま、渋々従った。
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