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戦争は動物も殺す チンパンジーに軍服/26頭を処分 天王寺動物園で企画展 /大阪

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水兵の格好をしたチンパンジーのリタ=撮影時期不明、天王寺動物園提供
水兵の格好をしたチンパンジーのリタ=撮影時期不明、天王寺動物園提供

 終戦から74年。天王寺動物園(大阪市天王寺区)では毎夏「戦時中の動物園」という企画展が開かれる。展示期間は8月半ばの10日程度と短いが、多くの人の関心を集めている。愛くるしい動物に癒やされ、人々の憩いの場である動物園で戦争中に何があったのか。現場で取材した。【隈元悠太】

一部を標本化し保存

 今年の同展は今月6~18日に開催され、シロクマやヒョウ、ライオンなど7点の剥製が展示された。また、戦前の同園でアイドル的人気を誇ったメスのチンパンジー「リタ」とオスの「ロイド」に関する資料も公開された。

 天王寺動物園は1915年、日本で3番目の動物園として開園。規模は年々大きくなり、32年にはチンパンジーのリタがアフリカからやってきた。リタは、馬や自転車に乗ってみせただけでなく、ゴーカートを運転したり、ネクタイを締めてスープをスプーンで飲んだりして、人気を博した。33年には開園以来最高の165万人、34年は250万人が来園。この記録は今も塗り替えられていない。

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