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「ランドナー」に魅せられ開店 「自分だけの一台見つけて」 野田大介さん(29)
フランス発祥で旅行用に特化した自転車「ランドナー」。戦後、日本へ持ち込まれ、一時ブームを巻き起こしたが、今や専門に取り扱う店舗はわずか。そんなランドナーの魅力を伝え残そうと、今年3月、九州でまれな専門店をオープンした。
「一度乗れば性能の良さはすぐに分かります」。長く乗っても疲れにくい設計のフレーム、振動を吸収するタイヤ、雨やホコリから荷物を守る泥よけなど、メンテナンス次第で半世紀以上乗れる耐久性。製作できる職人のうち、29歳という年齢は群を抜く若さだ。
中学生の時、ボロボロのロードバイクを自分で修理したことが、後に自転車と深くつながるきっかけだった。立命館大学へ進学後、自転車好きが高じ、ランドナーとビンテージ自転車の専門店でアルバイトを始め、自転車製作の専門的な技術を学ぶようになった。
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