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JOC

理事会を非公開に 「議論活性化のため」 「時代に逆行」批判も

JOC理事会後の記者会見で非公開決定について質問を受けるJOCの山下泰裕会長=東京都新宿区で8日、宮武祐希撮影

 日本オリンピック委員会(JOC)が、1989年の発足以来、報道陣に原則公開してきた理事会を来月から全面非公開にすることを決めた。6月に会長に就任した、柔道の84年ロサンゼルス五輪金メダリストで全日本柔道連盟会長の山下泰裕氏(62)が、東京五輪まで1年を切る中、諸課題に対応していくには「議論の活性化が不可欠」として自ら提案した。ただスポーツ界は近年、不祥事が相次ぎ、透明性の確保が求められている。専門家からは「時代に逆行する」との批判が出ている。【田原和宏、小林悠太】

 理事会の非公開は、JOCが8日、東京都内で非公開で開いた臨時理事会で決定した。6月の改選で誕生した理事28人のうち24人が出席し、賛成19、反対4、保留1の賛成多数で決まった。発足から30年、人事案件など一部を除いて原則公開してきた歴史に幕が下りた。直後に記者会見した山下氏は「(公開では)話せないことが多すぎる。本音で話し合い、表に出せない情報も共有し、スポーツ界の発展のためにしっかり役割を果たす組織になっていかないといけない」と語気を強めた。

 「非公開化」は山下氏が会長に就任して早々の7月、在京の報道各社で構成する東京運動記者クラブJOC記者会に申し入れた。2013年から理事を務めてきた山下氏にとって、理事会は報告事項ばかりで運営が形式化していると映っていた。自らが17年からトップを務めた選手強化本部は非公開のため活発な議論がされていると受け止めており、「理事会の非公開はJOCが変わるための生命線だ」と譲らなかった。また東京五輪を巡る…

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