主要7カ国首脳会議(G7サミット)にあわせて25日にフランス南西部ビアリッツで実施された日米首脳会談では、来月に貿易協定の署名を目指すことで一致した。当初、両首脳による記者発表の予定はなかったが、トランプ米大統領が急きょ提案して実現。一方的に交渉の成果をアピールするなど、「トランプ流」が際立った。
「非常によい話なのでぜひ一緒に発表したい」。同日昼の首脳会談でトランプ氏は安倍晋三首相に提案した。日本政府としては想定外の事態。突如スケジュールを変更し、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と茂木敏充経済再生担当相を含めた4人でカメラの前に立つことになった。予定していた茂木氏の記者会見が大幅に遅れるなど終始混乱した。
記者発表では米国側が成果を誇る姿勢が際立った。両国は合意の詳細は明らかにしていないにもかかわらず、…
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