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岡崎 武志・評『「歌だけが残る」と、あなたは言った-わが父、阿久悠』『漣の王国』ほか

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今週の新刊

◆『「歌だけが残る」と、あなたは言った-わが父、阿久悠』深田太郎・著(河出書房新社/税別1800円)

 深田太郎は阿久悠(本名・深田公之(ひろゆき))の長男。生涯5000曲といわれる作詞家は、2007年70歳で逝去した。息子が見た父親の素顔とは、そして作詞家である父の何を見て、何を教えられたか。

 『「歌だけが残る」と、あなたは言った-わが父、阿久悠』は、近親者ならではの回想記だ。少年だった著者は、父が多忙につき家で共に食事をした記憶がない。たまの家庭サービスはレストランでのぜいたくな外食。父は「とびきりスペシャルなお客様」だった。

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