メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

文芸時評

8月 「国語改革」の周りで 歴史映す日本語文学=田中和生

 伊藤氏貴「高校国語から『文学』が消える」(『文芸春秋』二〇一八年一一月号)や紅野謙介『国語教育の危機--大学入学共通テストと新学習指導要領』(ちくま新書)がきっかけとなり、高校では二〇二二年から実施される新学習指導要領が厳しい批判に晒(さら)されている。文芸誌でも『季刊文科』(夏季号)の「国語教育から文学が消える」や『文学界』の「『文学なき国語教育』が危うい!」といった特集が組まれている。

 わたしも問題がよくわかっていなかったが、これらの特集から理解できたのは、未来の日本のあり方に影響する話であるにもかかわらず、なぜ国語教育を変えなくてはならないのかという理由が不透明で、しかも変える内容で教育を改善できるという説得力に乏しいということである。この話を進めている人たちは、どうも新しく導入される「論理国語」の使い手ではないらしい。

この記事は有料記事です。

残り1695文字(全文2064文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 二階氏「ケチつけるな」に見え隠れする「権力集中の弊害」

  2. 政府への怒り・いら立ちが書き込みの大半に 一部でマスコミ批判も 毎日新聞世論調査

  3. 爆笑問題の田中裕二さん、くも膜下出血・脳梗塞で救急搬送され入院

  4. NY株、過去最高値を更新 ナスダック、SPも 米新政権の経済対策が後押し

  5. ORICON NEWS 新型コロナワクチン、6割超「受けたくない」 女子高生100人にアンケート

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです