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歴史コラムニストの上永哲矢氏(47)は27日、横浜市中区の日本新聞博物館で開かれた「神奈川21世紀の会」(毎日新聞社主催)で「よくわかる三国志の世界」と題して講演し、日本人に長く親しまれてきた三国志の魅力を解説した。
中国では後漢が滅びた後、魏(ぎ)、蜀(しょく)、呉の皇帝が並び立つ三国時代(220~280年)に入った。上永氏は、魏の曹操、蜀の劉備と諸葛亮(孔明)を中心に、呉の動きも交え各国の勢力争いを説明した。
後漢のエリート官僚出身の曹操が武力による「覇道」型のリーダーだったのに対し、劉備は道徳による「王道」型であり、当初は曹操に負け続けたことから、日本では「判官びいき」で人気が出たと指摘。劉備の死後、自身は皇帝にならずに劉備の子・劉禅を補佐し、遠征先で倒れるまで漢王室の再興を目指した孔明は「愚直の人だった」などと主要人物の特徴を紹介した。
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