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集落全体が湖「一気に水が家に」住民、ボートで一軒ずつ救助 九州北部大雨

 記録的な大雨となった九州北部では28日早朝から各地で市街地や農地が広範囲に冠水し、河川の氾濫などが次々発生した。「まさかここまでになるとは」。佐賀県の武雄市や隣接する大町町では、一気に浸水した自宅に取り残された人たちから救助要請が相次いだ。雨は29日も続く見込みで、住民らは不安な表情を浮かべた。

 大規模冠水し、順天堂病院が孤立して患者ら201人が取り残された大町町福母(ふくも)地区。28日午後、JR大町駅周辺では、佐賀市方面と武雄市方面を結ぶ国道34号とJR佐世保線の線路が完全に水没していた。町職員は救助要請があった地区の住宅をボートで一軒一軒回り、住民を助け出した。町を流れる六角川の堤防からは、1階部分が浸水した家々や、水面から上部だけ露出した樹木が見え、集落全体が湖に沈んだようだった。

 佐賀県によると、地区にある「佐賀鉄工所」のタンクが冠水し、最大約8万リットルの油が六角川などに流出した。周辺の水面はどす黒く染まり、油の強い臭いが鼻をつく。同社から南東に約1キロ地点で、油混じりの水面で孤立する順天堂病院が見えた。約100メートル離れた堤防から病院を心配そうに見ていた住民の女性は「中には多くの高齢者がいる。大丈夫だろうか」と話した。

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