メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

NYビート

「麻薬は合法化されるべきだ」 米国の麻薬汚染巡る死闘を書き続けてきた作家ドン・ウィンズロウ氏に聞く

米作家ドン・ウィンズロウ氏(提供写真)

 メキシコの麻薬密輸犯罪組織(カルテル)のボスと米国の麻薬取締局(DEA)捜査官との死闘を20年以上にわたって書き続けてきた米作家ドン・ウィンズロウ氏(65)の新作「ザ・ボーダー」の日本語訳が7月中旬に出版された。ウィンズロウ氏に、米国とメキシコを苦しめる麻薬問題の解決法を聞いた。【ニューヨーク國枝すみれ】

 ——「犬の力」「ザ・カルテル」に続く3作目「ザ・ボーダー」は、現代の米国を舞台に、社会をむしばむオピオイド(麻薬)問題と、その原因をメキシコ不法移民になすりつけるトランプ米大統領の政治に切り込んだ。なぜか?

 新しい状況が出現したからだ。メキシコではカルテルが細分化して混乱に陥り、死者が増えた。米国では麻薬の使用が拡大し、交通事故や銃よりも麻薬の過剰摂取で死ぬ人の方が多い。トランプ政権は国境の移民政策を変更した。だが、麻薬はメキシコの問題ではなく、米国の問題だ。だから3部作を締めくくる舞台を米国に持ってきた。

この記事は有料記事です。

残り2042文字(全文2453文字)

國枝すみれ

1991年入社。英字新聞毎日デイリーニューズ編集部、西部本社福岡総局で警察担当記者、ロサンゼルス支局、メキシコ支局、ニューヨーク特派員を経て、2019年10月から統合デジタル取材センター。05年、長崎への原爆投下後に現地入りした米国人記者が書いたルポを60年ぶりに発見して報道し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 麻生財務相 休校中の学童保育負担「つまんないこと聞く」 新型肺炎対策

  2. トイレットペーパー買い占め相次ぐ 新型肺炎の影響巡りデマ 熊本で

  3. 困窮の末、57歳母と24歳長男死亡 ガス・水道止まり食料もなく 大阪・八尾の集合住宅

  4. 東証、一時1000円超安 新型コロナ感染拡大懸念で

  5. 東京ディズニーランドとディズニーシー休園へ 29日から3月15日まで臨時休園

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです