「皆様のおかげで、ここまでくることができました」。この言葉は「感謝」として受け取るのがよいのだろうが、ここ数年、氷川きよしが発すると「これから先は、皆様のためだけには歌いません」という「覚悟」の含みを感じてしようがなかった。その「覚悟」が爆発したようなコンサートだった。
2000年2月、股旅演歌「箱根八里の半次郎」で衝撃的なデビューを果たしてから20年。「縞(しま)の合羽(かっぱ)に三度笠(さんどがさ)なんて意味も分からなかった」。でも、それを続けるのは「皆様のため」だった。その苦労は、ファンを増やし、人気者に育て、ヒットという喜びを運んでくれた。新曲「大丈夫/最上の船頭」もオリコンの週間シングルチャートで3位を獲得している。…
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