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アジア文学への招待

韓国の人気作家に聞く

キム・エランさん

 韓国の人気女性作家、キム・エランさんとピョン・ヘヨンさんが、最新邦訳の刊行に合わせ続けて来日。作品に込めた思いを聞いた。【棚部秀行】

 『外は夏』(亜紀書房)は、何かを失った人や、その場に残されてしまった人を描く七つの短編集。「喪失」がテーマになっている。表題作を置かず、全編を表すタイトルとして「外は夏」とした。キム・エランさん(1980年生まれ)は「韓国では、つらい思いをしている人の時間は止まったまま、という表現があります。生命力に満ちた『夏』という季節に至ることができないままの人を思って書きました」。

 初めの一編「立冬」は、幼稚園に通う息子を車の事故で亡くした夫婦の回想。止まっていた時間が動き出すまでの妻の心象を、丁寧につづった。他に、父や愛した動物をなくす少年の物語など。作家は明言しないが、この短編集は2014年の旅客船セウォル号の沈没事故を想起させる。

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