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1959年に東海地方を襲った伊勢湾台風の被災者から当時の話を聞き、内容をまとめて新聞を作る取り組みが、今月4日に名古屋市東区であった。同日に開催された「伊勢湾台風60年のつどい」(愛知県・名古屋市主催)のイベントの一つで、小学生以上の児童・生徒らが参加した。被害を経験した人の生の声に耳を傾けながら、子どもたちは学び、考えた。【加藤沙波】
近くの川が決壊し、どんどん自宅が浸水していった。「膝まで水が上がり、そのうち腰まで来た。大きな被害になるとは想像していなかった」。当時高校3年だった西川和之さん(78)=名古屋市熱田区=が静かに語り始めると、小中学生14人が真剣な表情で聴き入り、メモを取った。
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