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中国取材の経験が豊富な坂東賢治専門編集委員のコラム。

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中英共同宣言とG7=坂東賢治

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 1983年8月、北京で毎日新聞記者団と会見した胡耀邦(こようほう)総書記は「97年7月1日に香港の主権を回復する」と明言した。中国指導者が返還期日に言及したのは初めてで世界的なニュースになった。

 当時、英国は主権返還後も統治を続けたいと主張し、交渉が難航していた。発言には一方的な主権回復宣言もありうると英国側に警告する狙いがあったとされる。

 英国はその後、スムーズな政権移行や返還後の繁栄の維持に交渉の重点を移した。トウ小平氏は「1国2制度」「高度な自治」「50年不変」など現実的な方針を打ち出し、外交交渉を合意に導いた。

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