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経済観測

ペルーへの移民の歴史=国家公務員共済組合連合会理事長・松元崇

 夏休みにペルーのマチュピチュに行ってきた。ペルーのアンデス山脈は後に何回も蔵相を務めた高橋是清が、特許局長を務めた後、銀山開発のプロジェクトに参加して大失敗をした地である。高橋はそこから立ち直り、日本銀行に就職して日露戦争での戦時外債発行を成功させ日本銀行の総裁に上り詰めた。更には蔵相、そして首相にまでなった。人々は、そんな高橋を七転び八起きのだるま宰相と呼んだ。

 ペルーでのガイドは、日系2世の方だった。ペルーへの移民で一番多いのが沖縄県、2番目が熊本県、そして3番目が山口県出身者。熊本県からはフジモリ元大統領が出ている。各県人会の活動は大変盛ん。とはいえ、今日に至るまでの苦労は並大抵のものではなかったという。多くの人々が、まずはサトウキビ農園の労働者として入植し、やがて言葉が不自由でもできる花屋や洗濯屋などを手掛けた。フジモリ元大統領の家も花屋だった。七…

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