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TICAD7で首相が中国けん制「相手国が借金漬けになっては皆さまの進出を妨げる」

第7回アフリカ開発会議の開会式で演説する安倍晋三首相=横浜市西区で2019年8月28日午後3時10分、小川昌宏撮影

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 安倍晋三首相は29日、横浜で開催中の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)であった日本の企業関係者らが参加する「官民ビジネス対話」に出席し、「相手国が借金漬けになっては、皆さまの進出を妨げる」と述べた。中国の過剰な融資によってアフリカの一部の国が「債務超過」に陥っている状況を念頭に発言したとみられ、中国をけん制した形だ。

 アフリカは、人口が現在の約13億人から2050年には約25億人とほぼ倍増し、世界の約4分の1を占めると予想されている。アジアに続く次の巨大マーケットと期待され、各国が支援会議を開いて「先行投資」に力を入れている。特に「太刀打ちできない資金力」(日本政府関係者)で存在感を強めているのが中国だ。その一方で、一部の国が中国による巨額融資で財政が悪化し、中国の意向を無視できなくなっている問題も指摘されている。

 首相は「重点国を毎年10カ国選び、向こう3年の延べ30カ国の担当者に、公的債務やリスク管理の研修をする」と表明。ガーナとザンビアに債務管理とマクロ経済運営の専門家を派遣することなどを強調し、中国との「違い」を訴えた。また、国際協力機構(JICA)などを通じ、「使い勝手のいいファイナンスを提供する」とした。

 官民ビジネス対話は日本企業が進出するための要望などをアフリカ諸国に伝え、ビジネス環境の整備を進めるもので、TICADでの開催は初めて。【鈴木一生、杉直樹】

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