メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

熊本地震で半壊 古民家をワークショップで改修 職人が手ほどき

被災した古民家の室内で大工の浦田さん(右から4人目)から改修技術の手ほどきを受けるワークショップ参加者たち

[PR]

 熊本地震で半壊と判定された熊本県甲佐町の古民家を、職人の指導を受けながら一般の参加者がワークショップ方式で改修する「こうさてんプロジェクト」が進行中だ。改修の方向性を検討する企画段階も含めると、県内外から延べ530人以上が参加。来春にはカフェと宿泊施設を兼ねた町の交流拠点としてよみがえる。【福岡賢正】

 町名に、人と人、昔と今が交差する場にとの願いを掛けたプロジェクトの舞台は甲佐町仁田子の築約140年の「旧西村邸」。20年ほど前から昔の農具や民具を展示する町の民俗資料館として活用されていたが、熊本地震で柱が基礎からずれて建物が傾き、土壁が崩落するなどして半壊と判定された。

 町は一時取り壊しも検討したが、熊本市のコンサルタント会社「松下生活研究所」が提案した一般から参加者を募って改修を進める案を採用。2017年度に延べ200人が加わった協議で改修計画を立て、18年11月から原則月1回開催する2日間のワークショップで改修を進めてきた。

 大工や左官などの職人から直接、手ほどきしてもらえるとあって、建築を学ぶ学生や木工が趣味の中高年など毎回県内外から20人以上が駆けつけ、改修作業への参加者は延べ330人を突破した。先月6、7日にはしっくい塗りの土壁の下地にするため、大工の浦田浩さん(36)の指導で、柱の間に一定間隔で横板を打ちつけていく木ずり壁作りなどをした。

 「毎回違った内容を実際に体験しながら学べる貴重な機会。改修に関わることで愛着が湧き、完成したらみんなにおいでよと声をかけたい」と昨年1月の企画段階から参加しているという崇城大建築学科3年の内田栞里(しおり)さん(20)。同研究所の松下修代表(64)は「改修に関わる人が多ければ多いほど、その人たちの思いが建物をよみがえらせることにつながるのではないか」とプロジェクトの狙いを語る。

 問い合わせは同研究所(096・202・4136)。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 変幻自在・西川貴教 ももクロ背にT.M.R熱唱で幕 イナズマロック

  2. 嵐・松本さん、KAT-TUN亀梨さん炊き出しで被災地激励 千葉・館山

  3. 滝沢秀明社長ら台風被害の千葉でボランティア YOSHIKIは1000万円寄付(スポニチ)

  4. あえて言う れいわに感じる「もやもや」

  5. 風知草 放射能、海に捨てるなら=山田孝男

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです