九州北部大雨 「内水氾濫」で浸水 遊水池も満水、過去の教訓生かせず

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 記録的な大雨に見舞われた九州北部は29日も局地的に激しい雨が降った。孤立状態が続く佐賀県大町町の順天堂病院には自衛隊などがボートで食料品や救援物資などを運んだが、孤立は解消できず、入院患者ら184人は2階以上で避難したままだ。国土交通省は、近くの鉄工所から流出し、病院を取り囲む水に混じった約5万リットルの油の除去を進めており、30日中の孤立解消を目指すとしている。

 29日には同県武雄市北方町の浸水した住宅の1階で、この家に住む96歳の女性が溺死しているのが新たに見つかった。一連の大雨による死者は佐賀、福岡両県で3人、意識不明が1人、行方不明が1人となった。

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