「カラス」は新種「クロツチクジラ」だった 北大などが漂着個体から発見

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
口の周辺に既知の2種と異なる特徴があるクロツチクジラ=北海道標津町で2004年7月20日午後4時14分、倉沢皆子さん撮影
口の周辺に既知の2種と異なる特徴があるクロツチクジラ=北海道標津町で2004年7月20日午後4時14分、倉沢皆子さん撮影

 国立科学博物館と北海道大学が、北海道のオホーツク海沿岸でツチクジラの新種を発見し、「クロツチクジラ」と命名した。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に30日、掲載された。新種の鯨類は2014年のオーストラリアウスイロイルカ以来5年ぶり。国際海棲(かいせい)哺乳類学会は現在89種を鯨類と認定しており、90種目になる見込み。

 北大の松石隆教授(鯨類学)らの研究チームが、北海道猿払村から知床半島にかけたオホーツク海沿岸に08~19年に漂着した鯨の死骸8個体を収集。DNAや体長などについて、ツチクジラ属2種(ツチクジラ、ミナミツチクジラ)と比較した結果、ミトコンドリアDNAで大きな差異があることが判明した。体長の平均も10メートルとされるツチクジラに比べ、6・2~6・9メートルと小さく、口の周りなど頭骨の形態も異なってい…

この記事は有料記事です。

残り123文字(全文488文字)

あわせて読みたい

注目の特集