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「全国小学生陸上競技交流大会」 「東京」の次の次の卵たち=やくみつる

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 ここのところ、クライミングやバスケットボール、柔道の世界選手権など、来年の東京五輪をニラんだ各競技の重要な大会や試合の中継が目白押し。見る側もいよよ興奮の度を高めていくべき段階なのだろうが、さて弱った。

 なにしろ、こちとら、2013年9月13日付の当欄(東京本社版)でも明らかにしたように東京での五輪開催に異を唱えた口なのである。そんなことやっている場合ではなかろうと。その後、奨学金を受けながら勉学にいそしんでいる大学生諸君を相手にしたトークショーで、彼らの「自分も何らかの形で来たる東京五輪に関わってみたい」との強い思いを聞き、私も一度は態度を軟化させる。1964年大会を知らぬ世代にも、また別の大会があってしかるべきなのかもしれぬと。

 ところがさらにその後、来たる大会の招致に要した不可解なカネの問題や、選手村が大会後に宅地転用される際の多額の都予算投入など、やはりどうにも釈然としない「暗部」が喧伝(けんでん)されるにつけ、再び反対の意を強くして、今に至っている。

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