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宮城「小牛田空襲」は山形の“代替”だった 体験者は高齢化

南西側から見た小牛田駅構内。元国鉄職員によると、空襲で右の2階建て建物の横にあった防空壕に避難した人たちは無事だったという=美里町で2019年8月29日午前9時18分、山田研撮影

 1945年8月10日に今の宮城県美里町で多くの犠牲者を出した「小牛田(こごた)空襲」は、計40機からなる米海軍第3艦隊所属の5戦隊が参加したとみられ、うち4戦隊は天候不良で断念した山形県の日本軍飛行場攻撃の「代替」として飛来し爆弾を投下したことが分かった。仙台の市民グループが戦隊の戦闘報告書を分析した。攻撃された住民の証言と攻撃側が残した史料を重ねると、歳月の闇に沈む空襲が浮かび上がる。【山田研】

 戦隊や上部組織にあたる部隊などの報告書の原本は米国立公文書館が所蔵し、「空襲・戦災を記録する会全国連絡会議」の工藤洋三事務局長=山口県=や「仙台・空襲研究会」などが国会図書館にある複写を含めて入手、分析。これまでに、第3艦隊が編成した部隊は当初、長崎・佐世保を空襲する計画だったが、原爆投下のために出撃を禁じられて転戦し、同月9、10日に東北各地を攻撃したことなどが判明している。

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