台風による暴風で、西目屋村のブナの巨木「マザーツリー」の幹が折れてから、まもなく1年を迎える。冬を越した世界自然遺産・白神山地のシンボルに新たな生命が宿り、季節とともに「新緑」から「深緑」へと移り変わる姿が見る人に大自然のたくましさを感じさせている。【藤田晴雄】
「まだ生きている。自然の力はすごい」。今年8月27日、折れたマザーツリーの様子が気になり、現地に足を運んだという川崎市の神野叔人(よしひと)さん(88)は、現在の姿を見た瞬間、思わずつぶやいた。
マザーツリーは、西目屋村と鰺ケ沢町の境の津軽峠付近にあり、高さ約30メートル、幹回りが4・65メートル。ブナの木の寿命が300年前後といわれる中、推定樹齢が400年以上とされている。
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