会員限定有料記事 毎日新聞
いしかわ動物園(能美市徳山町)の人気者、レッサーパンダやホワイトタイガーなどをかたどった九谷焼の箸置きを制作、好評を博している。陶芸家として活動する傍ら園内のアルバイトとして日々培った動物たちへの観察眼を生かし、自分ならではの作品を目指す。
「小さい頃は絵を描く人になろうと思っていたんです」。小学1年から画塾に通うようになり、写真やものを緻密に描き写すことに熱中した。
陶芸家を志したのは、小学3年生の春。画塾で行われた陶芸体験に参加し、麦わら帽子をモチーフにした焼き物を作った。特に花びらを一枚ずつ丁寧に作り組み合わせたバラの花飾りは会心の出来だった。絵を描くのが趣味の母に初めて褒められたのがとりわけうれしかったのを覚えている。 県立工業高校で陶芸を学び、京都精華大(京都市)に進学。絵画や彫刻、金工など幅広く学んだが、表現手法としての陶芸が自分の中で揺らぐことは…
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