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水渉夢(みず・あゆむ)さん(17)
全4試合に先発登板し、準々決勝では無安打無得点試合。大会2校目の3連覇に貢献し「日本一の投手になることができた」と笑顔があふれた。
滋賀県多賀町出身。中学校では軟式野球の外野手で、高校では硬式に転向するか悩んでいた。しかし、中学3年の秋に中京学院大中京の練習を見て「ここなら日本一を目指せる」と確信した。部員全員が真剣に球を追いかけ、大きな声がこだましていた。ハイレベルな環境に身を置きたいと進学を決めた。
昨夏の全国選手権は右翼手として全試合に出場。新チーム発足後に制球の良さを買われて、投手に転向した。順風満帆だったわけではない。今春の練習試合では打ち込まれ、平中亮太監督(38)から「3連覇できる投手ではない」と厳しい言葉を投げられた。一昨年、昨年と全試合完封で連覇を成し遂げた1学年上の佐伯奨哉投手(現同志社大)と比べ、落ち込むこともあった。
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