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ベネチア映画祭便り

是枝裕和監督インタビュー後編 日本人が撮ったフランス映画 「これが普通のことになれば」

毎日新聞の取材に応じる是枝裕和監督=イタリア北部ベネチア・リド島で2019年8月29日午後6時26分、井上知大撮影

 新作「真実」(日仏合作、10月11日公開)で、第76回ベネチア国際映画祭の開幕上映を飾った是枝裕和監督のインタビュー後編をお届けする。日本とフランスの撮影現場の違いから、日本映画界の課題にまで話が広がった。【ベネチア井上知大】

撮影現場に「働き方改革」を

 日仏合作の今作だが、監督、脚本、編集を行う是枝監督以外のスタッフやキャストは全て外国人で、全編フランスでの撮影だった。フランスの製作体制を経験した上で、改めて日本の映画製作現場への問題意識を持ち帰った。

 「向こう(フランス)は、週休2日(土曜、日曜)で、1日の実働は8時間というのが厳密にあるところ。その中で撮れるかなという心配はあった。でも撮影部が優秀で準備が早くて助かった。具体的には、日本で撮影しているときと比べて1日に撮れているカット数は同じくらいのカット数が撮れている。だからスピード感でいうと、倍のスピードで撮れた。ただまあ、1日8時間で終わるから、撮影が乗ってきても『もっとできるのになあ…

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井上知大

2013年入社。静岡支局を経て18年から学芸部。テレビ、ラジオなど放送分野に続き、19年からは映画を担当している。

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