大阪市住吉区の南海電鉄高野線の踏切で今年5月、線路点検用の作業列車とタクシーが衝突する事故があり、作業車内部の電気系統の不具合が事故原因とみられることが、南海への取材で判明した。不具合の影響で遮断機が誤って上がり、事故につながった。作業車は一般車両とは異なる構造のため、同様の不具合は一般車両では起きないという。ただ重大事故を引き起こした可能性もあり、南海は同型の作業車5台を別の仕様に変える。南海を巡っては、特急「ラピート」の台車に亀裂が見つかるなど、問題が相次いでいる。【安元久美子、野田樹】
事故は5月23日午前1時45分ごろ起きた。市内の幹線道路「あべの筋」と高野線が交わる踏切にタクシーが進入。時速約40キロで通過する作業車の側面に衝突した。タクシーは大破し運転手の男性(68)は首に軽傷を負った。
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