「防災の日」の1日、6月の新潟・山形地震で最大震度6強を観測した村上市では、地震・津波を想定した避難訓練や、災害対策本部での情報共有訓練などが行われた。歩行が困難な高齢者の避難補助や情報共有にまつわる課題が浮かび上がり、市は今後、各種マニュアルを見直す方針だ。【北村秀徳】
地震・津波訓練は市内42の町・集落で「山形沖を震源とする最大震度6強の地震が発生。沿岸部には大津波警報が発令され、家屋倒壊・けが人も出ている」との想定で実施した。今川集落では午前8時、「大地震です。避難してください」という緊急地震速報の訓練放送が一斉に鳴り響き、ヘルメットを付けた住民が次々と避難を開始。約50人が高台にある指定避難所「今川集落開発センター」(海抜約8・5メートル)へ集まり、想定時間内の10分で避難を終えた。
一方、今川自主防災会の深沢豊会長(72)によると、同集落では住民約80人の半数以上が65歳以上の高…
この記事は有料記事です。
残り827文字(全文1228文字)
毎時01分更新
なるほドリ 全国の鉄道会社で、観光列車(かんこうれっしゃ)…
ロンドンから電車で西へ1時間の町、スウィンドンに、ホンダの…
来年の東京五輪・パラリンピックに向けて羽田空港の発着枠が増…