夢かなえ、懸け橋に 「トビタテ!」官民で高大生留学支援7800人に

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 官民協働で留学を支援する国内初の制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」が6年目を迎えた。この制度を利用して留学した高校生・大学生は8月時点で約7800人。当初は2020年度で終了予定だったが、21年度以降も継続することを検討している。

 「トビタテ!」は20年度までに計1万人の留学生を送り出す計画で始まった。募集は年2回。審査(書類選考と面接)で選ばれる。留学期間は1カ月~2年。奨学金(月額12万~16万円)▽渡航費▽授業料――が支給され、留学先での就業体験など学生自らが計画を立てる。事業費はすべて企業の寄付金でまかない、これまでに約240社・団体から約117億円が集まった。

 審査で重視するのは熱意、独自性、好奇心。宮崎大2年の奈良場悠香さん(20)は来年3月から1カ月、カンボジアの病院でインターンシップに参加する。この経験を生かし、国内の山間部と都市部の医療格差をなくすことを目指しており「日本全体の健康づくりに貢献したい」と意欲を燃やす。

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