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藤井聡太七段、憧れ谷川九段に勝った! 初の王将戦挑戦者決定リーグ入り(スポニチ)

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第69期大阪王将杯王将戦 2次予選3組決勝(2019年9月1日 大阪市・関西将棋会館)

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太七段(17)が1日、大阪市の関西将棋会館で指された第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の2次予選3組決勝で、永世名人の資格を持つ谷川浩司九段(57)に57手で勝ち、初の挑戦者決定リーグ入りを決めた。挑戦者となれば、17歳10カ月の最年少タイトル挑戦記録の更新となる。

 史上最年少の14歳2カ月でプロ入りを決めた際、藤井が憧れの棋士として真っ先に挙げたのが谷川の名前だった。その相手にわずか57手で快勝。終局後、遠慮がちに発した「対戦が実現してとてもうれしい」の言葉こそ、2人の関係を物語っていた。

 後手の谷川が居王のまま、捨て身の攻めを繰り出す激しい展開に進んだ。藤井は「(53手目の)[先]9一角成を発見して、指せる(=勝てる)ようになったと思った」と振り返った。解説者も驚く予想外の一手は、百戦錬磨のベテランに中盤戦で早くも勝ち目なしと自覚させた。そのわずか4手後、谷川を持ち時間30分以上も残しての投了に追い込んだ。小学2年時、将棋イベントでの運命の出会いから9年。ついに実現した公式戦初対局で、成長した姿を盤上で証明してみせた。

 これで今年度中のタイトル獲得へ最後のとりでとなる、王将戦の挑戦者決定リーグ入りが決定。加藤一二三・九段(79)の16歳6カ月に次ぐ史上2番目の若さでのリーグ入りに「トップ棋士の方々と対戦できるのは非常に楽しみ。思いっきりぶつかっていきたい」と意気込んだ。

 王将位保持者の渡辺明3冠(35)=棋王・棋聖=への挑戦権を争う同リーグは、その時点でのトップ棋士が集まる。3勝3敗でも翌年のリーグ残留が保証されない「将棋界で最も過酷な戦い」と称される。さらに今期は対戦相手の6人全員が、タイトル保持者か獲得経験者で占められることが既に確定。藤井には厳しい戦いが待ち受けている。

 そこを勝ち抜けば、来年1月に始まる予定のタイトルを懸けた7番勝負に挑むことができる。その時には屋敷伸之九段(47)の17歳10カ月の最年少タイトル挑戦記録の大幅更新が確定。同じく屋敷が持つ最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)の更新の期待も膨らんでくる。

 充実の夏を終え、これからどんな収穫が得られるのか。藤井のワクワクするような実りの秋が始まる。

7人総当たり戦

 王将戦の挑戦者決定リーグは例年9~11月に行われる棋士7人による総当たり戦。前期リーグ上位4人と、予選を勝ち上がった3人で争う。今期は前王将の久保をはじめ、2大看板タイトルを背負う竜王の広瀬と名人の豊島、前期プレーオフの末、渡辺に敗れた糸谷が出場。残る2次予選は永世王将の資格を持つ羽生と王将2期の郷田が6日、前名人の佐藤天と棋聖1期の三浦が14日に決勝を戦う予定で、それぞれ勝者が出場権を得る。(スポニチ)

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