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無言の語り部

北九州の戦争遺跡 旧陸軍「曽根兵器製造所」 陸自訓練場に眠る廃虚 終戦まで毒ガス弾製造 /福岡

 住宅地と田園地帯が広がる小倉南区下吉田に陸上自衛隊曽根訓練場がある。射撃訓練施設などが点在する約17ヘクタールの敷地の片隅に、灰褐色のコンクリート造りの廃建屋群がある。旧陸軍の「曽根兵器製造所」。日中戦争が始まった1937(昭和12)年から終戦まで、動員された地元住民らが毒ガス弾を製造した工場の遺構だ。

 廃工場は2~3階建ての6棟。陸自の許可を得て敷地内を取材することができた。どの建物も窓の跡は長方形の暗い穴となり、内部も野ざらしの状態だ。「冷凍工室」と呼ばれる2階建ての1棟は全体が風雨で黒ずみ、円筒形をした高さ15メートルの「排風塔」は全体をツタが覆う。「完成作業場」などの内部をのぞくと、むき出しのコンクリートの柱、錆(さ)びついた階段の手すりが静かに陽光を浴びていた。

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