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理化学研究所のスーパーコンピューター「京(けい)」(神戸市)が8月で運用を終えた。2012年9月に本格運用を開始して以来、世界トップクラスの性能を誇り、従来は時間がかかりすぎて不可能だったシミュレーションを実現するなど研究の進展に貢献した。21年をめどに稼働する後継機「富岳」は、理研と富士通が開発を進める。【松本光樹、渡辺諒】
京は開発段階だった09年、旧民主党政権の事業仕分けで蓮舫参院議員が「2位じゃダメなんですか」と追及し、世間の注目を浴びた。開発予算がいったん事実上の凍結となったが結局、予算を一部削られて開発は続行し、11年に計算速度で世界1位に輝いた。
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