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月刊相撲

待ったなし しこ名、時代映し=武藤久

 しこ名には姓名と同じで「上と下」がある。表彰式以外で下の名が呼び上げられることはないが、名古屋場所で優勝した鶴竜は「鶴竜力三郎」、白鵬は「白鵬翔」。番付には載っている。

 歴代横綱に同姓同名の西ノ海嘉治郎が3代(第16、25、30代横綱)、2代にも梅ケ谷藤太郎(第15、20代)、若乃花幹士(第45、56代)がいる。最高位ゆえに横綱のしこ名は後の力士が勝手に名乗ることができない「止め名」だが、前記の例は師匠が弟子に継がせたもの。若貴兄弟の兄で第66代横綱の若乃花は下の名が勝。「3代」と表記しているマスコミもあるが、2代目とは師弟ではないし、下の名が異なり3代ではない。

 秋場所で改名したのは新十両の玉木が朝玉勢と名乗るなど8人。うち2力士が上下ともに変えた。しこ名は漢字では「醜名」。醜は古語で強いものや猛々(たけだけ)しいものを表している。優勝制度が始まった1909(明治42)年夏場所の番付を見ると、横綱に常陸山、大関にも太刀山、国見山と「山」のつくのが多く、幕内40人中6人。「川」のつく力士も6人いる。新番付では「山」は碧山、朝乃山、松鳳山、豊山、栃煌山と多い…

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