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群響、群馬音楽センターで最後の定期演奏会 満員の聴衆から5分以上の拍手

群馬音楽センターで最後となる群馬交響楽団の第551回定期演奏会=群馬県高崎市高松町で2019年9月1日、増田勝彦撮影

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 群馬交響楽団の群馬音楽センター(群馬県高崎市高松町)での最後の定期演奏会が1日、開かれた。半世紀以上にわたり群響の拠点となってきただけに、満員の聴衆は、音楽センターでの長い歴史に思いを巡らせ、演奏に聴き入った。

     この日のプログラムは、大井剛史さんの指揮によるドボルザーク「スターバト・マーテル」で、約300人の群響合唱団も加わった。イエス・キリストの死を嘆き悲しむ聖母マリアを表現する10曲を一気に奏で、終演後の拍手は5分以上続いた。

     ロビーで開かれた「ふれあいトーク」には各楽器奏者14人が参加し、音楽センターでの思い出などを語った。フルートのパベル・フォルティンさんは「この建物は、僕と同じチェコが故郷の建築家、アントニン・レーモンドの作品で、音楽だけでなく、建築としてもモダニズムがある。新しいホールができると取り壊されるという話があったが、壊されないことになってよかった」と述べた。

     第1バイオリンを30年担当し、現在は音楽主幹を務める渡会裕之さん(55)は「私自身、冷や汗をかくようなことも、感動的な演奏も数々あった。私が生まれる前から群響はここで演奏してきたが、これで最後かと思うと感慨もひとしおです」と話した。

     群響は終戦直後の1945年11月、「高崎市民オーケストラ」として誕生。草創期の楽団員の苦闘ぶりを岸恵子、岡田英次、小林桂樹らが演じた映画「ここに泉あり」が55年に公開されて人気を博した。翌56年に文部省(現文部科学省)から群馬県が全国初の「音楽モデル県」に指定され、高崎に音楽ホールを建設しようとの声が上がり、募金運動が始まった。音楽センターは61年7月に完成。総工費3億3500万円のうち約1億円が市民と企業からの寄付という。同年10月29日に音楽センターで初めての第44回定演が開かれた。

     新たな拠点となる「高崎芸術劇場」での次回第552回定演は、10月26日に開かれる。【増田勝彦】

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