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 今年の8月、中央公論新社から「孤絶―家族内事件」という本が出た。著者は読売新聞社会部である。彼らは以前にも死刑問題についての「死刑」や、東京電力女性社員殺害事件についての「再審無罪」そして「貧困 子供のSOS」など、目下起こっている社会問題について、政治的な思惑を交えずに当事者の声をしっかりと聴くという姿勢の本を出している。左翼右翼というもはや無意味な分類意識も政治政党へのそんたくもない若い記者たちが、社会の現実に気づき、当事者たちの声を聴き伝えることが、とても大切なのである。

 さて「孤絶」である。ここに書かれているのは連れ合いや子供による介護殺人、ひきこもりや精神障害の息子…

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